【後編】

職人技の結晶「COTTONY®」とは
LIFiLLが独自開発したオリジナル素材「COTTONY®」。思わず息を呑むほどの柔らかな肌触りでリピーターが絶えることはありません。
他には真似できない特別な製法で作られたこの生地の魅力を、今回はLIFiLLの生地を依頼している工場様にお話を伺いました。

▼前編はこちら

特別な染色、深い色味

―COTTONY®の生地が出来上がった時は感動しました。とんでもない生地を生み出してしまったと小躍りするくらい(笑)
染めの工程でなにか特徴はありますか?
この後の作業は特定の染工所さんに依頼しているのですが、染める前にまずは筒の状態のまま、「バイオ加工(※1)」と呼ばれる加工をします。
詳細は言えないのですが…このバイオ加工がかなり特殊です。完全に職人さんの技術とノウハウだけで成り立っています。本当にすごい、これこそまさに職人技です。

バイオ加工をした後はいよいよ染色です。
細かい粒子の柔軟剤と染料を入れて長時間染色します。柔軟剤を入れることで終わったら窯から出して乾燥してセットして終わりなのですが、普通は出来上がったら開反して縫製工場さんに届けるところを、LIFiLLは開反せず丸仕上げ(※2)のまま送ります。開反して仕上げるよりも、丸仕上げの方が明らかに風合いが良いんですよね。開反して仕上げをする場合はどうしても生地を引っ張らないとできないので、ペタっとなってしまうんです。丸仕上げだと残るんですよ、生地のふくらみが。
※1 特殊な酵素を使って、布地の表面を微生物に食べさせ、風合いや色味を変える加工
※2 筒のまま仕上げる方法
―よくお客様から「LIFiLLの黒は何回洗っても色あせしない」と言われるんです。あとは「色が深いですよね」とも。
長時間染色しているので色に深みが出ますね。それに色むらも起こりにくい。
染めだけでも本当に時間がかかります。いつも発注いただいてからかなりのお時間をいただくので、すでにご存じかと思いますが…。大体5週間くらいかかります。他の染工所さんで普通に染めるなら3週間もあればいけると思いますね。
糸を作るのも編みにも時間がかかって、染めも時間かかって…。何回も言いますが、すべての工程に本当に時間と手間がかかっています。どこかを簡略化したら絶対にこの生地になりません。
―本当に、この生地を作ってくださっている皆様には頭が上がりません。
ちなみに黒は混ぜ物ではない「黒」のみの染料を使い、限りなく深く濃い特濃の黒に仕上げています。
混ぜて作る黒の染料よりもコストはかかってしまうのですが、色が深く出るんですよね。
真っ黒なんですよ、この黒は。

最後に

―今までいろんな生地を触ってきたと思うのですが、LIFiLL生地はどうですか?
まとめていうと大好きです(笑)
着やすいですよね。私は「COTTONY® TEE」と「COTTONY® 吊裏毛 OVERSIZED SWEAT」を持っているんですが、なにも着ていないような着心地の良さ。本当に軽くて、肌触りが良い。さらに見た目もきれいでコストパフォーマンスも良いと思います。
普通だったらこの金額でこのクオリティは絶対に出てこない。

本当にいい商品だなと思います。
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