LIFiLL
PEOPLE around LIFiLL-01 AYAKA MARUYAMA
着飾らない、背伸びしない、等身大でありのまま。
それでいて周囲を魅了してやまないヒト、モノ、コトにフォーカスして紹介していくLIFiLLな連載。初回は、LIFiLLなひと-丸山朱賀さんにフォーカスしました。
2022年1月に、ご主人である丸山高男さんと京都・五条にセレクトショップ「PARK(パーク)」をオープン。その経緯や洋服に対する思い、お店に広がるこだわりの世界観などを少しずつストーリーとして紡いでいきます。
-LIFiLLとの出会いは?
共同オーナーの主人が愛読していたブログに「LIFiLL」のアイテムが紹介されていて、興味を持ったのがきっかけです。ちょうど二人とも独立して、お店のオープン準備をしているくらいのタイミングでした。まずは「LIFiLL」のアイテムを実際に見てみたい、触ってみたいと思ってオンラインストアで購入しようとしていたら、同時期に「LIFiLL」スタッフの方が私のInstagramに興味を持ってくださって、DMをいただいたんです。
「あれ?これって、気になっていたあの「LIFiLL」だよね?ブランドさんから連絡が来たよ!」といった感じで驚きました。
周りの人からは「うっちーさん(私の愛称)、本当に引きが強い!持ってるね!」と言われました(笑)。だって、気になっていたブランドさんからお声掛けしてもらったんですから。
そこからスムーズにお話が進み、私たちのお店「PARK」でお取り扱いさせてもらうことになったんです。
-PARKでのお仕事内容は?
主にSNSを使ったPR業務を担当しています。独立する前は、販売員として働いていたのですが、実は私は大の人見知りなんです(笑)。どうしたら緊張せずにお客さまに商品を紹介できるのかなと模索していたとき、SNSに自分のスタイリングをアップして発信しようと閃いたんです。
今でこそショップスタッフがSNSでコーディネートを発信するといったことは珍しくないですが、当時、周囲にそのようなことをしている人はあまりいませんでした。
それでもSNSで日々のスタイリング投稿を日課として継続していくうちに、次第にフォロワーが増え、お会計の時に「実は、SNSいつも見ています」とこっそり言われたりして、遠方からお店に遊びに来てくださるお客さまも多くなり本当に嬉しかったです。そんなとき、途中でくじけることなく発信し続けて良かったなと実感しますね。その蓄積されたノウハウやスキルが今、「PARK」で役立っていると思います。
-どういったアイテムをセレクトされているのですか?
主人が仕入れを担当していて、国内外問わず、デザイナーの信念が伝わってくるブランドや自分たちが純粋に好きなブランド、世の中の人々にぜひ紹介したいと思う物を主軸にセレクトしています。洋服や靴をはじめ、シルバージュエリーや(鉢植えを入れる)器、陶器なども取り扱っています。
ヴィンテージアイテムも買い付けていて、ラグジュアリーウォッチやユーズドデニムなども一点一点こだわってお店に並べています。
せっかく自分たちのお店を作ったのだから、今までになかった新しい世界観をお客さまに提案し続けていきたいですね。
-ご夫婦でお店を経営することとは?
朱賀さん:夫婦だから、当然、お店、自宅でも一緒。これが当たり前になっているので、むしろ苦労はないです。今でも主人に敬語で話しているの、お気付きだと思うんですが、前職のときに、店長とスタッフという関係性だったので、この口調は当時の名残ですね(笑)。
高男さん:お店の立ち上げからずっと一緒なので、すべて相談しながら同じ視点で進めていけるから、二人でお店を作ることができて本当に良かったと思っています。目線の高さが同じだからこそ、「PARK」のことになると同等で喧嘩もできるので、それも良かったなと思えることのひとつです(笑)。
「LIFiLLなひと-01」後編は、朱賀さんの素敵なスタイリングを交えてストーリーを紡いでいます。
PROFILE
京都・五条にあるセレクトショップ「PARK」オーナー兼プレス。
10年ほどセレクトショップで販売、買い付け、PRなどを学び、独立。2022年1月にはご主人の丸山高男さんと同店をオープン。SNS黎明期より続けているInstagramでは、インフルエンサー @ucchii914 としても活躍中。