「生活(LIFE)を満たす(FiLL)」vol.4

余白を感じる大人のセットアップ
COTTONY® RASCHEL SERIES



「膨らみと軽さ」を兼ね備えたCOTTONY® RASCHEL

青山:2026年春夏が立ち上がり、WEBサイトやInstagramも、春の訪れを感じる爽やかなヴィジュアルに一新しています。ぜひ最新のLOOKをチェックしてみてください!

今回は春の第一便として「COTTONY® RASCHEL」のシリーズをご紹介いたします。
さて、新作も登場した「COTTONY® RASCHEL」ですが、そもそもどんなきっかけで誕生した生地なんですか?

小和田:「COTTONY®」の糸を使ってバスクシャツを作りたい、というところからラッセルシリーズが始まりましたね。
バスクシャツって厚みがあって、結構ガチっとしている生地が多いじゃないですか。その中であえて柔らかいラッセル生地のバスクシャツがあったら面白いな~って思って。

それまで「COTTONY®」は、生地を編んでから染める「後染め」のみで展開していました。ですが、ボーダー柄を作るために、糸の段階で染める「先染め」に、この商品で初めてトライしたんです。

そしてバスクシャツといえば「ラッセル編み」。
ラッセル編みは経編み(たてあみ)の一種で、横に伸縮性があり、型崩れしにくいのが特徴です。
一般的には目の詰まったコシのあるものが多いんですが、「COTTONY®」を使って生まれたこのラッセルはすごいです。その風合いにまず驚きましたね。
空気をたっぷり含んだようなふっくらとした厚みと、しっとり滑らかな風合い。着用した時の軽い着心地と肌離れの良さ。洗いこんだあとも型崩れしにくいので、綺麗なフォルムを長く楽しめる。そんな生地が出来上がりました。

丸1年着こんだ後に、これだけ綺麗なシルエットが継続する。それであれば「品と着やすさ」を両立した大人のテーラージャケットをジャージーで作れるはず。
そんな確信から、無地の後染めを作ったのが今回のセットアップシリーズに繋がりました。後染めで仕上がったラッセルは、染料と柔軟剤がより生地に浸透することで、目が詰まりながらも、しっとり滑らかな風合いが増して上がってきました。

青山:先染め・後染めとの仕上がりの風合いの違いは、どの生地においてもあります。
ボーダーのバスクシャツに採用した先染めは、後染めに比べて良い意味でドライタッチで、ラッセル特有の膨らみがあります。肌離れが良く、春夏の生地として最適な仕上がりに。
逆に後染めは、ラッセルのメッシュのような見え面が目が詰まる事で無くなり、キュッと密になる事で表面の艶と滑らかさが増すので、ジャケットとパンツに相性の良い仕上がりになりました。
…と、言いながらも無地の質感が好きで(笑)
先染めボーダーのバスクシャツに後染め無地もラインナップにすぐに加わりましたね。

小和田:店頭でも「生地の厚みに反して軽く着心地も良い」と、お客様よりコメントをいただきました。この生地を作った時の意図が伝わっているのを感じられて、とても嬉しいです。

本格的テーラリングでジャージーを仕立てる

小和田:この生地の良さを最大限に活かすため、私たちがまず最初に作ったのが「カーディガンのように気楽に羽織れるダブルジャケット」でした。

LIFiLLのアイテムはゆとりのあるものがほとんどだったので、これまでの「楽」な着心地はそのままに、「きっちり」とした印象を感じられるようなジャケットに仕上げました。デザイナーと海外でのテーラー経験のあるモデリストに相談し、とても満足のいくパターンで仕立てていただきました。

肩巾と袖丈はジャストめに。一方で身巾はゆとりをもたせることで、見た目のすっきりとした印象と、前ボタンを留めても窮屈さを感じない動きやすさを両立させました。

また身頃を「前・脇・後ろ」の3パーツで構成しているのも大きな特徴です。脇パーツでシェイプをかけて切り替える事で、前後どちらから見てもスマートな印象を与えてくれます。

そして前脇のシーム(縫い目)を利用してポケットを配置することで、デザインを邪魔せず自然にポケットへ手を入れやすいデザインにしています(女性モデル着用が参考)。

青山:実は、オーダーメイドのスーツサロンを営む知人にも、このジャケットを褒めていただきました。手縫いで縫ったかのような絶妙なラペルの曲線や、Aゾーン(洋服の上部)のかちっとした印象に反して、柔らかくノンストレスな着心地のギャップがとても良い、との事でした。
僕の着用写真はBEIGEのサイズ3(M)になりますが、普段はサイズ4(L)で着ています。前は留めず、袖をまくってラフに羽織るくらいが普段使いにはちょうどいいと思っています。

小和田:青ちゃんが言うように、店頭ではサイズを上げて購入されるお客様(特に女性の方)もいらっしゃいますね。大きめに着ても肩線に沿って馴染むので、大きめに着たり袖をまくったりと抜け感を出して着たくなるのかもしれないです。また、大きめに着ても収まりがいいのはパターンの綺麗さもあると思います。

青山:「カーディガンのように羽織れる」というテーマを、サイズ選び含めて感じていただけてるのかもしれませんね。

小和田:汲み取っていただいてるデザイナーさんとパタンナーさん、綺麗に縫い上げてくださっている工場さんに感謝ですね。

MEN :172cm Size3(M)

WOMEN :156cm Size1(XS)


余白を感じる「大人のセットアップ」

青山:次に今季より展開しているシングルジャケットのご紹介になります。

ダブルジャケットとわかりやすく差をつけるために、全体的にサイズ感を大きくしています。シングルの2(S)とダブルの3(M)の寸法が同じくらいで、袖・着丈も伸ばすことで縦のラインを強調したシルエットにしています。

身頃は前・後ろの2パーツで構成。ダーツをいれることで前からの印象はすっきり、後ろ姿はゆったりとしたリラックス感のあるバランスになります(183㎝男性モデルのポケット上の線がダーツで、フロントにシェイプをかけています)。
また、パッチポケットを採用することでカジュアル感を強めているので、カバーオールのような感覚で合わせてほしいなと思っています。個人的なおすすめは、GIZA45 ZIPUP SHIRT BLOUSONの上に羽織っていただくスタイルですね。シャツブルゾンの上品な質感と、ラッセル生地の軽やかな風合いが重なり、大人のリラックスした着こなしを楽しめます。

ダブルジャケットはコンパクトなのにストレスのない着心地。シングルジャケットはゆったりしているのに着用した時の収まりが良い。
どちらのモデルにも共通しているのは、生地の膨らみや落ち感を最大限に活かした「パターンの美しさ」ですね。生地がジャージだからとか、ゆるいサイズだからではなくて、着用した時に余白を感じられる計算されたパターンだなと。

小和田:それはすごく共感するわ…。

同素材のスラックスは1タックで、脇だけにゴムを入れたテーパードシルエットしています。25年秋冬に発売したWOOLISH MILLED SMOOTH SLACKSに比べ、ヒップまわりを細身に仕上げていますが、股上や股ぐりの設計にゆとりを残すことで、あのリラックスした穿き心地はしっかりキープしています。
軽やかな生地感ですので、このボトムは春と秋だけでなく、夏でも快適に履けるかと思います。幅広い季節で着回せる、まさに「万能」なセットアップだと思います。

青山:家で洗えるのも春夏のセットアップのポジティブポイントですよね。ジャケットはラペルだけ気にかけていただく必要がありますが、スチームがあればきれいに整えられると思います。

MEN :183cm Size4(L)

WOMEN :165cm Size2(S)

小和田:バスクシャツやレディスのスカートも併せて、計5型のCOTTONY® RASCHEL。余白を感じる着心地を体感していただきたいです。

青山:3/26(木)-4/2(木)の期間で、NEWoMan 新宿にてPOPUPを開催いたします。
WEBサイト販売しているアイテムを、実際に手に取ってご試着・ご購入いただける貴重な機会です。LIFiLLが誇る「風合いの良さ」を、ぜひこの機会に肌で感じていただければと思います。
期間中は女性スタッフも常駐しておりますので、サイズ選びやコーディネートのご提案など、お気軽にお声がけください。
詳細はNEWSページよりご確認お願いいたします。

皆様のご来場を心よりお待ちしております。
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